沖縄本島のシーズン(時期)
ダイビングで気になる水温、台風、風向き、持っていくスーツ、見れる生き物をまとめています。
沖縄本島は1年中ダイビングを楽しむことができます。ただ、常夏の島ではないので、思った以上に寒い時期もあります。
沖縄本島のダイビングをシーズンで教えて~
春(4~6月)のシーズン
気温も20℃以上、暖かい陽射しの日も多くなってきます。GWを過ぎると梅雨入りしますが、日々雨が降るわけでもなく、台風もほとんど心配いりません。
水温の変化も激しく4月は22℃、5月は23~24℃、梅雨明けの6月下旬からあっという間に26℃まで上がります。
そのため、スーツも2ピースから5㎜+フードベスト、5㎜のみと変わっていきます。
寒いのが苦手な方は梅雨明けからがおすすめのシーズンです。
風向きは東から南西が多く、西海岸側の海も潜れることが多くなります。
春シーズンは梅雨明け頃までよくウミウシが見れます。サンゴの周りに稚魚も増え、生き物探しが楽しみです。通年見れるお魚は多く、ウミガメ、甲殻類も見ることができます。
夏(7~9月)のシーズン
7月から梅雨も明け、日本で一番早い夏「若夏」、気温も29~33℃で陽射しも強く、日焼け止めやラッシュガードが必須です。9月もまだ陽射しが強いので注意しましょう。
台風の発生や接近は一番多く、飛行機が飛ばなかったり、潜れない日もありますが、2024年は沖縄よりも本州への接近も多くなりました。気温の上昇などの影響で今後は台風の接近が減るかも・・・
水温は27~29℃に上がり、水面近くは30℃にもなります。
水中と陸を快適に過ごすにはスーツは3㎜がベスト、陸では腰までスーツを脱ぎ、ラッシュガードで過ごすと日焼け防止と熱中症対策になります。
寒いのが苦手な方は5㎜スーツもおすすめ、快適なダイビングが楽しめます。
風向きは南東から東が多く、波も落ち着いているので全ポイント潜れることが多いです。
夏シーズンは幼魚も多く、サンゴの周りはとっても賑やかです。魚の種類も多くなり、ちょっとレアな幼魚やカラフルな生き物が見れて楽しさもUPします。
地形ポイントでは陽射しが差し込み光のカーテンなど幻想的な雰囲気が見れます。
秋(10~12月)のシーズン
10月は落ち着いた気候になり、10月中旬から12月にかけて北風になることも多く、陸のスーツ姿が寒く感じます。陸の寒さ対策としてボートコートがほしくなってきます。
10~11月の台風は月に1度接近することもあります。
水温は26℃から徐々に下がり、12月には23℃になります。
スーツは10月5㎜、11月5㎜+フードベスト、12月は2ピースというイメージです。
寒さ対策として水中ではフードベストや保温性のあるインナーを着たり、起毛付きのスーツも暖かいです。陸ではボートコートが冷えた体を温めてくれます。
寒いのが苦手な方は11月中旬までなら楽しめると思います。
風向きは東から徐々に北~北東が増えていき、西海岸側の波が高くなっていくと、北風に強いポイントの海を楽しみます。
秋シーズンはじっくりと生き物探しや水中撮影を楽しむダイビングや苦手なスキル練習やステップアップにもいい機会です。
冬(1~3月)のシーズン
陸はトレーナーを着て過ごせる気候ですが、1~2月は曇りがち、3月になると陽射しが気持ちいい天候になってきます。
台風の接近はほぼありません。
水温はさらに下がり、21~22℃と寒さを感じるシーズンです。特にボート上でのスーツ姿は北風が身にしみます。
スーツは2ピースからドライスーツの両方を使って潜ることが多く、特にボートでは北風が身にしみます。
寒さ対策として水中では保温性のあるインナーを重ねたり、起毛付きのスーツに変更したり、陸の対策としてスーツの表を風に強いスキン生地で作ると冷えにくくなります。
寒いのが苦手な方は厳しいシーズンになると思います。
風向きは北~北東が多く、北風に強いポイントの海を楽しむことが多くなります。
冬シーズンは定期的に潜りたい方、ウミウシやホヤをはじめ、じっくりと生き物探しや水中撮影を楽しむダイビング、苦手なスキル練習、ステップアップにもいい機会です。
ベストシーズンは初夏と10月
沖縄本島でダイビングするならいつがいいの?
とよく聞かれることがよくあります。
沖縄本島では1年中ダイビングができますが、快適なダイビングをするなら6~10月がいいシーズンになります。
気温や水温も上昇し、「冷たい!」と思わずにダイビングが楽しめます。
シーズンの中でも、穴場的なベストシーズンは「初夏」と「10月」になります。
(初夏とは梅雨明けの6月下旬~7月中旬頃になります。)
- 気候もよく台風が少ない
- 海も温かく5㎜スーツで潜れる
- ダイバーは比較的少ない
- 陽射しも入り透明感がある
- 生き物も多く見られる
- 飛行機や宿泊料金もリーズナブル
気候もよく台風が少ない
気温は26~29℃と暑すぎず、水温も26~28℃で温かいので気持ちいいダイビングができます。6月下旬~7月中旬(梅雨明けの初夏)はセミが鳴き始め、一足早い夏になります。10月も本州に比べ、まだ夏の陽射しを感じる日もあります。
台風の接近は8~9月で2~3回になりますが、初夏や10月は1回程度と確率が低く、台風が嫌な人にはおすすめです。
海も温かく5㎜スーツで潜れる
梅雨が明けると水温は一気に上がり、あっという間に26℃から28℃になります。
月 | 水温 | スーツ |
6月 | 26℃ | 5㎜ |
7月 | 28℃ | 3㎜ |
8月 | 28℃ | 3㎜ |
9月 | 27℃ | 3~5㎜ |
10月 | 26℃ | 5㎜ |
水温26℃以上になると5㎜スーツだけで快適に潜れ、7~8月は水温28℃になると3㎜スーツで十分快適に潜れます。
ダイバーは比較的少ない
真夏のシーズンを避けているので、ダイバーは比較的に少なく、のんびりと潜れます。
ダイビング好きな人は一足早い夏を味わうために、梅雨明けと同時に沖縄へ潜りにきます。
また、子供の夏休みシーズンになると観光客は多く、体験ダイビングなどの青の洞窟は混雑していますが、他のエリアでは意外とダイバーは少なく、ゆっくりと潜れます。
陽射しも入り透明感がある
沖縄の透明度は15~30mで、シーズンによって極端に変わらず、どのシーズンでも安定した透明度で楽しめます。
透明度は大雨や台風、風向きによって影響を受けやすいため、梅雨明けや台風の少ないシーズンがおすすめです。
特に夏は陽射しが強く、地形ダイブでは光のカーテンやスポットライトの幻想的な水中風景も楽しめます。
生き物も多く見られる
沖縄本島はシーズンに関係なく、年中見れる生き物が多いです。
暖かいシーズンになるとウミウシは少なくなりますが、幼魚が増えて海は賑やかになり、マクロから大物までたくさんの生き物が見れるようになります。
自分で生き物を探したり、見つけたりするのもダイビングの1つの楽しみ方です。
飛行機や宿泊料金もリーズナブル
GW、夏休み、年末年始になると、飛行機や宿泊料金はかなり高くなることが多いです。
■JAL 月別料金比較表(東京-沖縄)
(セイバー料金 赤:月間の最高値、青:月間最安値)
青グラフの最安値で比較すると、6~10月では10月が一番安く、6、9月と続きます。6月はいつでも一定料金でした。
8月だけはどの日程も3~7万円と高い日程が続いていますが、キャンペーンなどを上手く使えば、1万円台で安く航空券を買うこともできます。
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